20年前のBSベルトドライブの修理
- giorgioarumani888
- 6月25日
- 読了時間: 2分
本日の修理はかなり昔のブリヂストン製ベルトドライブシティサイクル「プレスティーノ」
後輪のパンクでお持ち込みいただいたのですが、軸にガタつきが出ており車輪がグラグラしている状態、さらに後ろのブレーキが利かなくなってしまっているとのこと。
スポークも一本折れており、変速レバーも切り替えがうまくいかずにシフトアップしても固定されずに1速に戻ってしまう状態。
症状からすると、大手自転車店では買い替えをお勧めされる状態かもしれません。
が、同等品を購入しようとすると8~9万円はする自転車。
自転車フレームの状態としては良好な為、買い替えをお勧めするのももったいない感じではあります。
目視で確認すると、軸のガタつきの原因はロックナットの緩みが原因。
おそらくブレーキが利かないのも同様の原因でしょう。
問題はガタつきがいつごろから出始めていて、どれくらい使用してしまったか…
場合によっては内部ユニットが破損してしまっている可能性もあります。
一度お預かりしてまずガタ取りが出来るか確認したうえで、作業を進めていく方向をご提案。
うまくいけばオーバーホールで復旧する可能性も残っています。
ダメならベルトドライブの後輪なので、高額修理は間違いありません。
車輪を外して内部ユニットを抜き取りましたが、多少の汚れは目立つものの大きな被害は出ていない様子。
洗浄とグリスアップを行い、ロックナットをしっかり締めたら軸のガタつきは解消されました!
同様にブレーキが利かなかった理由もロックナットの緩みでした。連結部分の摩耗も無かったのでこちらもグリス注入の上、しっかり固定して完全復旧いたしました。
あとは折れているスポークを継ぎ足して、振れ取りしたらタイヤ交換して元通り。
変速レバーも衝撃か何かで内部連結部が外れてしまっていたので、取り外して組み立て直して元通りでした。
かなり価格を抑えることが出来た修理でした~!
お持ち込みがあと少し遅かったらパーツ破損なども考えられた為、一気に高額修理になりかねない所でした。
異常を感じた時にはすぐに自転車屋にお持ち込み下さいね♪
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