酷暑でタイヤの破裂が増えてます
- giorgioarumani888
- 7月25日
- 読了時間: 3分
連日ものすごい気温が続いておりますね。
店のパソコンに表示される天気の表示が「酷暑」って…(-_-;)
いや、もう「晴れ」とかだけでいいですよ。
文字を見てるだけで汗が出てきそうな感じです。
で、そんな気温を表すかのように連日タイヤのバースト(破裂)修理が増えており、あっという間にタイヤの在庫が減っていく状態です。
よく空気を入れすぎてしまったからバーストしてしまったと思われている方も多い様ですが、
実は直接の原因はそこではありません。
正しい状態のタイヤとチューブであれば、少しくらい入れすぎたとしてもバーストはしません。
バーストする場合は、空気を入れる前にタイヤとチューブにすでに問題を抱えていた場合がほとんどです。
実際にバーストしていない方のタイヤを触ってみると、同じように空気を入れたと言われていても、適正な圧まで上がっていない事が多いです。
バーストはタイヤやチューブが破けるか、タイヤが車輪から外れる事によって起こります。
まずはタイヤが破ける原因です。
ガラスや金属片を踏んだ外的要因でタイヤが切れてしまったという事もあるのですが、以前にも書いた慢性的な空気圧不足でタイヤの溝にヒビが入っていくというのが目立ちます。また、圧不足で走行していると、車輪がタイヤに食い込んでしまい、タイヤと車輪の境目の所が裂けてくる事もあります。一般車の前輪やスポーツバイク等では、ブレーキの調整不足でブレーキパッドがタイヤに当たってしまい、この症状になってしまう事もありますね。
もちろん交換時期を過ぎて、タイヤの中の糸が見えている状態のまま使用していれば当たり前のように破れます。
この破れかかっている状態に空気を入れる事で中から押し広げられるようにして、タイヤが裂けてしまうのです。
そしてタイヤが外れてしまう原因は、チューブの圧力が下がりきっている状態で走行していると、タイヤを外方向に押し出す力が弱くなってタイヤが車輪の中に少し引っ込んでしまいます。でも、全ての場所で引っ込む事が出来ないので、引っ込んでしまった所と反対側は少し飛び出すんですね。そこに空気を入れると少し飛び出している所は外れてしまいます。
そして、タイヤの中で細くなってしまったチューブは回転するタイヤの力に負けて徐々に引っ張られてしまうのですが、固定されているバルブの所で折れ曲がっていき、空気を入れると3倍近く膨れ上がります。
チューブが破れる原因は、以前にパンク修理をしていた所が限界となり破れるパターンと、圧不足によって密着の弱くなったタイヤと車輪の間にチューブが挟み込まれた時に空気を入れると起こったります。(タイヤやチューブを交換する時にタイヤレバーを使って戻そうとするとやっちゃう事がありますね)
これらの原因でタイヤはバーストするのです。
特にこの気温上昇によって、炎天下に放置される自転車のタイヤの空気は膨張しやすくなるので、駐輪場に止めて置いたら破裂してたという事も多くなっています。
乗ろうとしたらバーストしてたならまだ良いのですが、走行中にバーストすると転倒する可能性もあり大変危険です。
走っている時に定期的な振動を感じた時は、タイヤが変形しているバーストの予兆かもしれませんので、速やかに自転車を降りて最寄りの自転車屋に飛び込んでください!
まずはこまめな空気入れを心掛けましょう!
【イレギュラーですが、ブレーキの使い過ぎで車輪が削れたまま使用して、車輪が割れてバーストなんてのもあったりします。修理代がびっくりするくらい高くなるので、整備点検も大切です!】
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