自転車長持ちの秘訣!
- giorgioarumani888
- 6月1日
- 読了時間: 3分
今日は自転車をいかにして長持ちさせるかというお話です。
毎日毎日、通勤通学や送り迎え、お買い物などに必須な自転車ですが
たくさんの距離を走って、たくさんの荷物を載せて、本当にご苦労様ですと称えたいと思います。
で、そんな自転車を人に例えてみましょう。
連日のように働いて、風雨にさらされ、駐輪場では通勤電車の様にもみくちゃにされて、休みの日があっても家でただじーっとしてるだけ。休みが終わればまた働いての繰り返し。
別の自転車さんは、ほとんど家で埃がかぶるほどじーっと寝たきりなのに、月に1度か2度、突然起こされて、いきなり働かされるようなお仕事が来る。
人であれば、体のあっちこっちが調子悪くなったり、痛くもなります。
人も働いていく上で、年に一度の定期健診や人間ドックを受けて、体の異常が無いかを調べ、数値に異常があれば指導を受けたり、さらに治療や入院、手術などの対策をとったりします。
勿論、年に一度と言わず、ちょっと体調がすぐれない時には普通に病院に行って調べてもらったりもしますよね。
日ごろから頑張って働いてくれる自転車にとっても同じ事が言えます。
自転車のタイヤに空気を入れたり、箇所箇所に油を注すのは自転車にとっては食事と同じ。
人ほど必要ではありませんが、乗っていても乗っていなくても、毎日少しずつ減ってしまうので減った分を補わないといけません。
お腹が空いた状態ではしっかりと力が出せませんね?これは基本的なところです。
では、検診や人間ドックとは?
自転車にもメーカーが指定する定期点検というのがあります。
メーカーや自転車屋により半年や1年と表記が異なり、価格や内容も様々ですが、最寄りの自転車屋さんに行けばやってくれます。
当店ではおおよそ30項目ほどのチェック箇所を設定していますが、それぞれの状態が正しい状態かどうかを調べてくれます。
良いお店だと、なぜそうなるのか、どうすれば対策がとれるのかなどのアドバイスもくれるでしょう。
定期点検は受けたから大丈夫 なのではなく、受けた結果どうすれば良いのかがポイントなのです。
不調を直しても同じことを繰り返していたら、また元に戻ってしまいます。
不具合も初期の状態で発見できれば、その場ですぐに調整して戻せますが、発見が遅れれば部品交換などをしなければならず、徐々に高額になっていきます。
最悪の状態の場合だと、修理価格が自転車の値段を超えてしまう事にもなりかねません。
それがよく言われる「寿命」という表現になります。実は決して寿命ではないんですね。お金さえかければ乗れるようになるのですが、割が合わないので買い替えた方が安いという事になってしまいます。
早く直しておけば高額になる事はなかったのです。
自転車は定期点検を受けて「何も問題はありませんでした」という答えが返ってくるのが理想です。
SDGsの世の中ですし、折角購入した自転車を短期で乗り捨てるのではなく、末永く使用してあげてください。
ぜひ自転車の健康寿命を維持していきましょう!
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