自転車選び その3(スポーツ車)
- giorgioarumani888
- 2024年12月27日
- 読了時間: 3分
更新日:2月23日
スポーツ車の良し悪しってのもわかりにくいんですよね。
色んなメーカーがある中で値段の違いはなんでなのか?
スポーツ車ってそもそも何なの?って感じです。
突き詰めると闇に落ちていくので、タウンユースを前提に簡単にご説明してみましょう。
スポーツ車には大きく分けて、マウンテンバイク、クロスバイク、ロードバイクがあります。その他にもBMXやビーチクルーザーなども含まれますが、ニーズは少なめなのでここでは触れません。
マウンテンバイクはそもそも山道を高速で走る為の自転車です。山道を走っても壊れない訳ではないので注意してください。
ものすごい所を走っている映像などを見る機会も多いので勘違いしやすいですが、あれは乗り手の技術です。
では、スポーツバイクの中でのマウンテンバイクのメリットは何?ってなりますが、一番のポイントは乗車姿勢です。上記3種の中で一番姿勢が楽になるところでしょう。
スポーツバイク向きの体になっていない方は前傾姿勢が痛く感じる事も多いので、マウンテンバイクは体への負担が楽になります。
その正反対になるのが、ロードバイクです。
一番前傾姿勢を強いられるのですが、その分踏み込む力が強くなるので、ロスなく漕ぐことが出来るようになります。
その中間に位置するのがクロスバイクとなります。
結果として需要が一番多いのもクロスバイクですね。
マウンテンバイクはタイヤの大きさの規格が統一されていなく、26インチ・27.5インチ・29インチと別れています。元々は26インチだったのですが、走破性やら何やらで大きくなったり、中間とったりでバラバラです。
最近では進みが良いという事で大型タイヤを装備した物が多く、26インチタイプは減少傾向ですが、そもそも大型タイヤはレースコンセプトなので、安価な物が少なく交換時に高額になりやすいです。
また、タイヤは太いほどグリップ力がありますが、抵抗も増えるので漕ぐのが重くなります。ブロックタイヤだとさらに抵抗が増えます。さらにサスペンションが付くことで踏んだ力も逃げてしまい、路上で速く走るのはちょっと苦手です。
ロードバイクは力の伝達性と軽量化のみを考えているのでほぼロスがありません。
まれに激安ロードバイクがネットで販売されていますが、びっくりするほど重いので論外です。
とにかく精度の高い部品で構成されている為、パーツが高額になります。転倒や整備不足で無理な操作をしていると、破損時の修理代金が高額になってきます。
その両方のいいとこ取りをしようとパーツを交差(クロス)させて作られたのがクロスバイクとなります。
スポーツバイクは高ければ良いの?って事をよく聞かれますが、この「良い」ってどういう事なのでしょうか。
値段と寿命はリンクしていません。
お子さんが乗っている自転車を「せっかく高いの買ったのに、すぐにダメにして…」と嘆く親御さんもいらっしゃいますが、スポーツバイクは無理をしても、何もしなくてもすぐに調子が悪くなります。
値段を決めているのは、本体の素材や装備されている部品の性能です。より速さや効率性を求めるのであれば、どうしても上位機種や価格を上げていきたくなりますが、素材が良くなればその分注意が必要になりますし、部品の性能が上がれば維持管理が必要になってきます。
この辺りは十分にお店で相談する必要があるかもしれません。
ネットで3万~5万くらいの見た目がとても良いスポーツバイクを見かけますが、結構やばいです。ママチャリ並みに重いロードバイクや、規格が合っていないパーツが無理やり取り付けられていたり、修理用パーツがそもそも存在しないやつとかも出回っています。
その値段なら当たり前なんでしょうけどね…
購入前に自転車屋で相場を知っておく事も重要です。
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