自転車選び その2(電動アシスト2)
- giorgioarumani888
- 2024年12月14日
- 読了時間: 3分
更新日:2月23日
電動アシストについて、もうちょっと深堀してお話します。
今回はモーターの特性みたいな?感じのお話です。
電動アシストはモーターの力でアシストしているのですが、
そのモーターがどこにあるのかで、乗り味が変わってきます。
大まかな分類では、前輪にモーターを採用している物、後輪にモーターを採用している物、
足元の漕ぐ所にモーターを採用している物の3種類があります。
分かりにくいかもしれませんが、自動車のFF、RR、MRみたいな感じです。
前輪モーターの特徴は、前から引っ張られるような感覚で、ハンドルを切って進みたい方向にアシストしてくれる為、操作感が良いと言われます。
半面、他の2系統に比べて同じ力でアシストしていても体感としてアシストが弱く感じる方もおられます。
久しぶりに自転車に乗る方や、アシスト自転車の操作に不安を感じる方、自然なアシスト感を求める方に向いていると思われます。
昔はサンヨーが採用していましたが、現在は主にブリヂストンが採用している方式です。
後輪モーターの特徴は、背中から押されるような感覚で、駆動する後輪が直接アシストするので、一番アシストを強く感じられます。
とにかくパワフルなアシストを求める方向きです。
デメリットとしては、修理コストでしょうか。パワフルという事は部品の負荷が多くなり消耗が進みやすくなります。後輪のトラブルは一般自転車でも多いのですが、後ろがモーターでさらに重たくなる為、パンクのリスクも高めです。
電気系統の修理も大がかりになる傾向があり、購入店以外での修理が出来ないケースも多い様です。
著名なブランドはあまり採用しておらず、ネット通販等でよく見る方式です。
昔はヤマハやホンダの電動などでも採用していました。
自転車の中心、漕ぐ所にモーターがあるのがセンターモーターと呼ばれる物です。
車輪が直接アシストするというよりはチェーンの回転をアシストしている方式です。
チェーンの動きをアシストして後輪を回す為、こちらも背中を押される感じでアシスト感をしっかり味わえます。
大がかりな修理に関しては、比較的一般自転車よりのパーツを多用しているので、汎用で対応できる所も多くあります。
気を付けておかなければいけないのは、チェーン回りのコンディションでしょう。
飛びぬけた特性が無い分、目立つデメリットもありません。
ヤマハやパナソニックの電動はこのタイプになります。
センターモーターの中には、SRサンツアー製のモーターが採用しているダイレクトドライブというペダルの漕ぎを直接アシストして、タイムラグ無しでアシストするものもあります。
この様に、電動アシストにはメーカーによる体感差というのがあります。
出来れば実際に乗り比べをしてみて、どの乗り味が自分に合っているのかを確かめられると理想的です。
どの電動アシストを選んだとしても、普通の自転車に比べれば数倍快適な漕ぎ感だという事に間違いはありません。
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