耐パンクタイヤって…いいの?
- giorgioarumani888
- 3月17日
- 読了時間: 2分
自転車のタイヤ交換の時にお勧めされる事がある「耐パンクタイヤ」。
パンクしにくいタイヤのイメージなのですが…実際はどうなのでしょう。
タイヤの特徴としては走行面のゴムを厚くしたり、中に硬質ゴムなどを入れる事で
異物が貫通しにくいようにしているタイヤの事です。
でも、この特性がちょっと曲者。ゴムが厚いだけあってとにかく固くなります。
以前にも記載したのですが、パンクの原因の大半は空気圧不足で走行する事です。
なぜ、空気圧不足で走行してしまうのかというと、手で触って確認しているからというのはもうご存じですね。
例えば、体重70キロの方が自転車に乗っている場合、触って確認するのであれば
握力が70キロ無いと実際に乗った時の潰れ具合を確認できません。
しかも、親指で押してると思いますので、親指だけで70キロの握力ってほぼ無理…
これがタイヤが非常に硬い耐パンクタイヤになってしまうと、手で触って潰れる頃にはほぼ空気が入っていない状態になってしまいます。
結果として、空気を入れる事を疎かにしてしまい、中がボロボロに劣化して、空気を入れても膨らまなくなり、パンク修理で持ち込むと「中がボロボロなので交換ですね」と言われてしまい、また高額交換修理になってしまいます。
経験上、電動アシスト車で耐パンクタイヤに交換してから、半年空気を入れておらずにまた交換って事もありました。
交換する際に使用上の注意をしてくれるお店もありますが、決まり文句の説明なのでどうなるかまで説明してるかは定かではないですね…(-_-;)
「パンクしにくいタイヤがありますよ」っていう説明だけではちょっと言葉が足りない気もします。
勿論、常に適正な圧力で使用されている方にとってはとても重宝するタイヤに間違いはありません。タイヤの厚み以下の異物は貫通しないですし、タイヤの消耗限界も長くなります。ただ、使っていく上で徐々にタイヤは薄くなり、刺さりパンクのリスクも上がります。個人的には「耐パンク」という言葉より、「耐摩耗」という表現の方が正しい気もします。
いいものを使う場合は、適正な管理の下で使用する事を心掛けましょうね。
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