マウンテンバイクのサスペンション
- giorgioarumani888
- 5月21日
- 読了時間: 2分
普段使いのスポーツバイクは多様化して、MTBやクロスバイクやロードレーサー等々、たくさんの方々が乗られています。
今回はその中でもマウンテンバイクのサスペンションから異音がするという事でお持ちこみ頂いた案件です。
普段は通勤で使用されているとの事で、保管場所は集合住宅屋根付き駐輪場。
年一ぐらいで点検はしてるんだけど…って事で今回はサスペンションのオーバーホールで承りました。
装備されているサスペンションはリーズナブルなコイル&エラストマーなので作業は簡単なのでちょっとお安め。
早速本体から取り外したサスペンションがこちらです。

サビはほどほど目立ちますが、ぱっと見さほど大きな異常があるようには見えませんよね。
ところが、下部固定ボルトを外した途端!

中から大量の泥水が!!(予測してたので、そんなにびっくりはしてませんw)
これは、雨水や砂埃や内部のグリスのミックスされた特製汁です。
勿論、上側から綺麗な雨水も大量に出てまいりました。
いつもの如くですが、ここからは作業時間の短縮と店主の手が汚れまくるので、画像無しですw
使用期間は5年ほどだという事ですが、通常に使用しているだけでもこれだけ汚水がサスペンションの中に溜まってしまうんですね。
内部のスプリングの隙間に入り込んだ汚れや、エラストマーと言われる衝撃吸収剤にもこびり付いた汚れは酷い状態でした。
放置しておけば腐食が進行してしまい、破損につながってしまいます。
異音の原因は内部に全くグリスが無くなってしまっていた事が原因ですね。
そういえば10年以上前の話ですが、7年ノーメンテで放置した某有名メーカーのサスペンションが腐食で内部が折れて走行中に抜け落ちて、メーカーさん訴えるってニュースもありましたね…(-_-;)
沈み込んだサスペンションが元に戻らなくなっている場合、すでに内部で折損している状態かもしれません。段差に乗りあがるのに前輪を引き上げた瞬間にサスペンションが抜け落ちるなんて事も…
Σ( ̄□ ̄|||)
幸いにもスプリングの錆はそこまで酷くなく、エラストマーの劣化もギリギリセーフ。シール部分も若干の傷みはある物の使用可能と判断しました。
洗浄とグリスアップを行い、いやな軋み音も解消。

スッキリサッパリ綺麗なサスペンションに戻りました!
毎日使用する普段使いの自転車だからこそ注意が必要です。
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