ペダルにぐらつきありませんか?
- giorgioarumani888
- 4月2日
- 読了時間: 2分
自転車整備をしていると、ペダルにぐらつきがある事があります。
ペダルがぐらついてしまう原因は様々ですが、一番の原因は「踏みすぎ」が挙げられます。
ギア比が重すぎる状態で漕いだり、立ち漕ぎでダッシュしたり、ペダルに過剰に力が加わる事で軸に負荷がかかり、隙間が空いてきます。
ペダルには金属製の物と樹脂製の物があります。
樹脂製の物はそもそもペダルの素材が柔らかい為に力強く踏み込む事でペダルがしなります。しなりで押しつぶされた分だけ隙間が出来てしまうんですね。
しかも昨今の樹脂製ペダルにはそもそも軸にベアリングなどが使用されておらず、樹脂スペーサーのみで回転している物もあります。より一層潰れやすい状態になるんですね。
ペダルにオレンジ色の反射板が差し込まれている場合、樹脂ペダルは本体自体が柔らかい為に強く踏まれる事で押し出されてきます。ご自身のペダルの反射板が飛び出してきている場合は踏む力が強いのかもしれません。
金属製ペダルでぐらつきが出ている場合も同様ですが、反射板での確認が出来ないので、判断が難しいです。金属べダルは軸にベアリングを使用しているかと思えば、実はそうでも無く、樹脂スペーサーが埋め込まれているだけの物も増えてきました。
また、ベアリングが原因でのぐらつきであれば、早期発見であれば割安に戻せる事もあります。
が、ペダルのオーバーホールとペダルの新品交換を比較した場合、高額ペダルを使用していない限りは交換の方が手数料が間違いなく安いですね。
ペダルにベアリングが使用されなくなってきている理由もこの辺りにあるのかもしれません。
ぐらつきの放置は、走行中にペダルが回転しなくなる事や、ペダルが抜けてしまうなどの危険を招きますので早めの対策が必要です。
また、このペダル踏み込みが強い方の場合は他にも気を付けないといけなくなる事があり、ペダルを固定しているアーム部分(クランクアーム)の取り付けが緩んでガタつきが出始めたり、クランクアームが本体部分に固定されている部分(ボトムブラケット)の中身が緩んだり壊れてしまう場合もあります。
更に、チェーンが伸びやすくなったり、歯車が削れやすくなったりと消耗がめちゃめちゃ早まってしまうんですね。
体育会系男子学生が上り坂で筋トレなんて感じで自転車を使用していると、あっという間に痛むので心当たりがある人は注意してくださいね!
修理代金が新車価格に匹敵するようになってしまう事もあります。
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