ブレーキがキーキー鳴る!
- giorgioarumani888
- 3月28日
- 読了時間: 3分
まもなく梅雨がやってまいります。
そこで、これから多くなると思われますブレーキの音鳴りについて少しばかりお話を。
ブレーキをかけると、キー――ッ!という音が鳴ってしまう事があります。
かなり耳障りな音ですよね。
しかも、結構周りの視線を集めてしまったりして、ちょっと恥ずかしくもあります。
人によっては音がうるさいので、油をさしてしまい、ブレーキが利かなくなってしまうという事例もあったりします。
特にこれからの時期、湿度が高くなると音鳴りがひどくなりやすいんですね~
なんで音が鳴ってしまうのか?
それはほとんどの場合、ブレーキの振動による音なんです。
ブレーキの動作とは、高速で回転している部分をパッドが押さえ込みます。回転部分にパッドは引っ張られますが、固定されているのでもとに戻ろうとします。これを繰り返すことでパッドが振動して音が出ます。低速で振動している場合は音は低く、高速で振動すると高音になります。
湿った路面を長靴で歩くときに、靴底がキュッ!って鳴るのと同じ原理です。
ざらざらしている路面より滑らかな路面の方が鳴りやすいです。
押さえ込む力が強ければ強いほど振動が出るようになる為、ブレーキの利きが良いほど音が鳴るのです。
よくブレーキの音がして利きにくいと言われる事がありますが、ほとんどの方が無意識に音がしないようにレバーを緩めている傾向が見受けられます。
特にゴム製ブレーキは顕著に鳴りやすく、一般自転車では後輪のバンドブレーキと呼ばれる物や、制動力の高いスポーツバイクに使用されるブレーキはどれも音が鳴りやすい傾向になります。
特に適度な湿度のある場合は、ゴムがより食いつきやすくなっていくのでめちゃめちゃ鳴ります。
一般自転車においては、後輪に音鳴り防止ブレーキと言われるゴム製パッドを使用しないローラーブレーキという物も出ています。
では、音がしない(しにくい)ようにする為にはどう対策をすれば良いのか…
対策としては、①振動を減らす ②利きを少し悪くする というのが上がるでしょう。
振動が出る要因は、ブレーキ本体の遊びやガタつき。パッドの面当たり。パッドの当たる部分の削れゴム汚れ等々です。これらを対策する事でブレーキの音を軽減する事が出来ます。
ちなみに、先述のバンドブレーキは一度鳴ってしまうと、音を消すのは非常に困難です。
また、ブレーキの操作方法も注意が必要で、停止を目的とした前ブレーキで減速したり、減速を目的とした後ブレーキで停止する場合、ブレーキに非常に負担をかける為、音鳴りの要因となるケースもあります。
一度調子を戻したブレーキも、時間と共にズレや汚れや消耗で再度調整が必要になっていきます。
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