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タイヤの空気圧ってどれくらい?

  • giorgioarumani888
  • 2月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月23日

パンクをしてお持ち込みいただく時によく言われる言葉です。

一般自転車のタイヤの圧力でも3barちょっとほど。自動車のタイヤより高い圧力です。

「3気圧ぐらいですね~」なんて言われる事があると思います。

じゃぁ、それってどれくらいなんでしょうか?

拙い絵を添えて、わかりにくいかもしれませんが、ちょっとご説明しますね。

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タイヤとチューブの断面図ですw

何もしていない状態では、タイヤとチューブの間に若干の隙間が空いています。

この時、実際にはタイヤの下側は自転車の重みでぺっちゃんこに潰れている状態です。

ここに空気を入れていく事でチューブが広がって圧力がかかっていきます。


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こんなイメージです。

暫くするとタイヤとチューブは密着して隙間が無くなり、丸くなってくると思いますが、まだタイヤは指で押しても潰れます。もう少し繰り返して空気を入れていくと指で押したくらいではタイヤがつぶれにくくなってきます。

おおよそですが、この辺りで1気圧ぐらいの量が入ったと思っていただけると良いと思います。全体の3分の1ほどまで来た頃でしょうか。手動の空気入れでは20回以上頑張っている状態ですね…人が乗ったらまだタイヤは潰れます。

厳密には使用している空気入れや、その方の握力であったり、タイヤのサイズであったり、タイヤの厚みで感覚が異なるので、明確には断言できませんが…(-_-;)

どちらにしてもまだまだ先は長いです。

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イメージとしては、気圧の3倍以上の力で内側に圧力をかけないといけないという事です。例に挙げると、タイヤの分厚い電動アシストに乗られている握力の低い女性の方がタイヤを触って空気が入っているかどうかを確かめるというのは非常に困難なのです。

でも、自転車に乗られている方のほとんどがタイヤを触って空気を確かめているという状態です。

この場合、ほとんどがタイヤの固さを空気圧と勘違いしてしまうのです。

そして、一度下がってしまった空気圧を元に戻すのも大変という事です。

チューブの空気は風船と同じように日々抜け続けていますが、抜けた事に気づくのは暫く経ってからなのです。

この圧力不足の間に走行することで、タイヤの内側とチューブが擦れてしまい、ゴムが削り取られたり、チューブが中で折れてしまったり、タイヤの偏摩耗やひび割れなどを起こして寿命を短くしていきます。

タイヤの見た目は問題ないのに、パンク修理の時に交換しないとダメと言われた事がある人もいるのではないでしょうか?

また、極端にタイヤがつぶれてから機械式の空気入れで急速に空気を入れる事も、虫ゴムやバルブの根元や折れている箇所に負担がかかりチューブを痛めます。

タイヤ、チューブの状態にもよりますが、ひと月で抜ける空気の量は手動の空気入れ一回分ほどと言われています。月イチで空気を継ぎ足す習慣をつけるとタイヤチューブが長持ちします。


結果として、空気はどれくらい入れるかよりも、どの頻度で入れるかという事が大切なのです。ぜひ、参考にしてください。


蛇足:空気入れで圧力が測れるメーターの付いている物があります。その圧力を目安に空気を入れるという事も大切なのですが…

あれ…実はタイヤの中の圧力を測っていません。

空気入れの中の圧力を測っています。

なので、レバーを最後までしっかりと押し込まないとチューブに空気が入っていないのに、空気入れのメーターばかりが上がってしまうという事になります。

体重をかけてしっかりとレバーが底突きして止まるまで押し込んでください。

こちらもぜひ参考にしてください。(^_-)-☆







 
 
 

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