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タイヤのトラブル!今日は「剥離」について

  • giorgioarumani888
  • 5月9日
  • 読了時間: 2分

不定期更新のDr.BICYCLEの小ネタです。

今日は、タイヤの剥離という症状についてご説明します!

自転車で走っていると、「なんか車輪がヨレヨレするな~」なんて事があります。

よく見てみるとタイヤにこんな事が起こっていませんか?

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一か所だけタイヤが歪んでいるような症状です。

もちろん気にしないで走ろうとすれば、走れる状態ではあるんですが…(;^ω^)

特にスポーツタイプ用の薄手のタイヤや、圧力不足で使用しているタイヤなどに起こりやすいのですが、長く使っていたタイヤなどでも発生します。

そもそもタイヤの裏側には、ケーシングと言われる糸が網目状に入っています。

タイヤってただのゴムの塊ではないんですね~!( ゚Д゚)

タイヤの裏側
タイヤの裏側

この糸によって、チューブに押し広げられるタイヤは形を維持して綺麗な丸い形になるのです。

もしもケーシングが無いタイヤがあったとしたら、タイヤはゴムの厚みの誤差によって、他より薄い所が広がりやすく、ボコボコな形になってしまうでしょう。

で、問題になっているタイヤの変型の理由なのですが、このケーシングという糸がタイヤの裏側で部分的に剝がれてしまった(もしくは切れてしまった)事によって、抑えの効かなくなった所が飛び出した状態なのです。

何故そんな事が起こるの? (・・?

主な原因はいくつかあるのですが、

①歩道などの段差に勢いよく乗りあがった時に、タイヤを強く打ち付けてしまった時

②空気が少ない状態で走りすぎて、チューブや食い込んだ車輪がタイヤの裏側のゴムを削り取ってしまった時

③タイヤを使いすぎて表面が削れてケーシングが外側に見えてしまった時

④金属片などのプレート状の物がタイヤに刺さってケーシングを切ってしまった時

等が挙げられます。

すでにパンクしてしまっているのであれば、タイヤとチューブの交換となりますが、まだパンクをしていない状態であっても、早急にタイヤを交換しないと、剥がれた糸がチューブに傷をつけてしまう事もあります。

早ければタイヤ交換だけで済んでいたのに、無理して使っていた事でチューブも交換が必要になる事もあります。

予防策としては、空気圧はこまめにチェック!段差に勢いよく乗りあがらない!タイヤ交換はお早めに!等ですが、早期発見!早期治療!は自転車も人間もおんなじなんです♪

 
 
 

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